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貿易部 課長 西口 裕晃

貿易部 課長 西口裕晃
【貿易部】課長 西口 裕晃
2008年度入社
京都大学 法学部 法学部卒業
貿易部 係長 西口裕晃
入社3年目で白羽の矢が
我が貿易部には、中国人、韓国人、ロシア人など、国際色豊かな人材が所属しておりますが、英語圏は日本人女性が担当しておりました。彼女は、英語だけではなく、フランス語もネイティブレベルで話すことが出来たのですが、何と、結婚を機に、アラスカに行ってしまうことになったのです。そこで、彼女レベルの英語話者を育てねばならないということで白羽の矢が立ったのが私でした。
 
なお、アラスカに行った彼女は、今も我社のために、北米支所の一員(一人だけですが)として活躍しています。
 
英文読解能力はあるものの
私は弁護士を目指しておりましたが、4度のトライで諦め、老けた新卒として、我社に拾われました。その後、総務部を経て、特許部(現在の法務知財部)で特許明細書や、契約書のチェックをする仕事をしていました。日本語で書かれたものが多かったのですが、英文もそこそこ読む機会がありました。そこで、基礎学力は充分であろうということで、私が選ばれたのだと思います。まあ、一番の理由は、ぼーっとして暇そうにしていたからかも知れません。
 
突然、部下を奪われることになった上司は発狂寸前でしたが、こんな機会を逃すわけにはいきません。私は二つ返事で留学の打診を受け入れました。打診から2ヶ月で私はバンクーバーの住人となりました。
貿易部 係長 西口裕晃
カナダバンクーバーでの留学生活
とは言うものの、入学しての数週間は、本当に孤独な生活でした。いくら英文の読み書きが出来るといっても、会話は違います。クラスメイトに日本人はおらず、皆が積極的に会話をする中、一人取り残された状態が続きました。しかし、7月1日、カナダ独立記念日に、クラスメイトと花火を見に出かけ、「beautiful!」「great!」等と声を上げているとき、私の中の箍が外れ、私ははっちゃけたのです。そこから、クラスに溶け込み、ロッキー山脈登山、グランド・キャニオン見学ツアー、シアトル遠征など、様々な旅行に参加し、会話もだんだんスムーズになっていきました。
 
留学中もお給料を頂き、更に、留学手当てなども出て、金銭的に不自由しなかった結果、「よく学び、よく遊べ」、を実践し、半年でビジネスについても話が出来るレベルにまで実力を高めることが出来ました。
 
貿易部 係長 西口裕晃
貿易部のお仕事
貿易部の仕事で大変なのは、母語ではない言語でコミュニケーションをとるため、どうしても、完全に思いを伝えられないことが出てくることと、ヨーロッパ担当であるために、仕事の時間にずれがあることです。それをカバーすべく、フットワークを軽くし、スピーディかつ積極的にを心掛けた仕事をしています。
 
「やったぞ!」ガッツポーズが出た仕事
このように、留学させていただいたと言っても、まだまだ完璧なコミュニケーションには程遠い私ですが、お客様の状況を的確に捉え、お客様にご満足を頂いた上で、成約に結びつけた仕事があります。
 
ドイツのとあるお客様から、ある素材の商品の引き合いを受けましたが、その頃、我社では別の素材しか持ち合わせていませんでした。でも、そこで引き下がったら終わりです。状況を確認したところ、製造はドイツで行うのですが、実際の消費国はアメリカであることが分かりました。アメリカではヨーロッパ程の環境意識の高まりは無く、引き合いのあった素材に対する需要はそれ程高くありません。お客様に現状をご理解頂き、別の素材の方が機械上の走行性に優れていることを示し、見事、ライバル社を押しのけ、採用を勝ち取りました。
 
出張でのあれこれ
ドイツのお客様が多いので、ドイツを中心に回ることになり、今ではドイツ国内の電車の乗り換えにすごく詳しくなりました。飛行機よりも余程便利です。2~3週間程滞在することが多いので、休日はホテルでのんびり過ごしたり、街を散策したりしています。
 
時には、仲良くなったお客様との親睦を深めたりもします。先日もイギリスのパブでギネスビールで旧交を温めました。
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